福岡市博多区で内装工事やログハウスの新築工事などを手がけていた「GOOD DESIGN」が、福岡地裁から破産手続き開始決定を受けました。
同社は2020年10月期に1億3338万円の売上高を計上していましたが、2025年10月期には約2600万円まで減少。最終赤字約1900万円を計上するなど、厳しい経営状況が続いていました。
2026年3月末までに事業を停止しており、負債総額は約9400万円とされています。
この記事では、GOOD DESIGNの破産手続き開始決定について、売上高の推移や債務超過に至った経緯、事業停止までの流れ、今後の焦点を整理します。
・GOOD DESIGNが福岡地裁から破産手続き開始決定を受けた
・売上高は1億3338万円から約2600万円まで減少
・2021年10月期に3535万円の赤字を計上し債務超過に転落
・2026年3月末までに事業を停止していた
・負債総額は約9400万円
GOOD DESIGNが破産手続き開始決定
内装・建築工事を手がけていたGOOD DESIGNは、2026年9月16日に福岡地裁から破産手続き開始決定を受けました。東京商工リサーチ福岡支社の情報として報じられています。
基本情報
☑ 会社名:GOOD DESIGN
☑ 所在地:福岡市博多区
☑ 設立:2012年2月
☑ 主な事業:内装工事、ログハウスの新築工事、住宅・建築物のリフォーム、リノベーションの設計・施工
☑ 破産手続き開始決定:2026年9月16日
☑ 裁判所:福岡地裁
☑ 負債総額:約9400万円
同社は一般個人などからの民間工事を中心に受注実績を積み、福岡県内を中心として事業を展開していました。熊本にも事業所を設けており、事業エリアを広げながら内装や住宅関連工事を手がけていたとされています。
売上高1億3338万円から約2600万円へ
GOOD DESIGNの経営推移を見ると、2020年10月期を境に売上規模が大きく縮小しています。特に2021年10月期には売上減少と大幅な赤字が重なり、債務超過へ転落しました。
確認できた時系列
2012年2月:GOOD DESIGNを設立
2020年10月期:売上高1億3338万円を計上
2021年10月期:売上高7486万円まで減少し、3535万円の赤字を計上
2021年10月期:赤字計上により債務超過へ転落
2024年10月期以降:業績がさらに悪化
2025年10月期:売上高約2600万円、最終赤字約1900万円を計上
2026年3月末まで:資金繰りが行き詰まり事業を停止
2026年9月16日:福岡地裁から破産手続き開始決定
東京商工リサーチ福岡支社によると、GOOD DESIGNは2020年10月期には1億3338万円の売上高を確保していました。
しかし、受注不振によって翌2021年10月期の売上高は7486万円まで減少。単純比較では、1年間で約5842万円の減収となります。
さらに同年度には3535万円の赤字を計上し、債務超過に転落しました。その後も業績は一進一退で推移したものの、十分な回復には至らなかったとされています。
背景と原因はどこまで分かっているか
今回の破産に至った経営上の大きなポイントとして確認できるのは、受注不振による売上高の減少と赤字の継続です。特に2024年10月期以降は、業績悪化がさらに進んでいました。
2025年10月期の売上高は約2600万円まで落ち込みました。2020年10月期の1億3338万円と比べると、売上規模は約5分の1となっています。
2025年10月期には約1900万円の最終赤字も計上しました。すでに2021年10月期に債務超過となっていた中で、売上高の大幅な回復が実現せず、赤字が続いたことが資金繰りを一段と厳しくしたとみられます。
一方、今回提供されている情報からは、受注が減少した具体的な理由や、資材価格、人件費などのコスト上昇が経営にどの程度影響したのかまでは確認できません。
そのため、一般的な建設業界の課題をそのままGOOD DESIGNの破産原因と断定することはできず、公表されている事実としては「受注不振」「売上高の減少」「赤字」「債務超過」「資金繰りの行き詰まり」を中心に見る必要があります。
債務超過から事業停止まで約4年半
GOOD DESIGNは2021年10月期に債務超過へ転落した後、すぐに事業を停止したわけではありません。その後も営業を継続し、業績の立て直しを図っていたことがうかがえます。
しかし、2024年10月期以降は業績がさらに悪化し、2025年10月期には売上高が約2600万円まで減少しました。最終赤字も約1900万円となり、資金繰りが行き詰まったことで2026年3月末までに事業を停止しています。
2020年10月期には1億円を超えていた売上高が、その後大幅に縮小していった点は、今回の経営破綻までの流れを理解するうえで重要です。
建設・内装工事では、受注を確保して売上高を維持するだけでなく、工事ごとの採算や固定費、資金回収まで含めた資金管理が事業継続に関わります。ただし、GOOD DESIGNの個別案件の採算状況については、今回の情報では明らかになっていません。
倒産を回避できた可能性はあったのか
企業の破産を後から見て「この対策をしていれば回避できた」と断定することはできません。ただ、今回公表された業績推移からは、2021年10月期の大幅赤字と債務超過が重要な転換点だったことが分かります。
仮に早い段階で受注構造の見直し、固定費の削減、採算性を重視した案件選別、資金調達などによって収益と財務体質を改善できていれば、経営状況が変わった可能性はあります。
ただし、実際にどのような経営改善策や資金繰り対策が行われていたのかは、提供された情報では確認できません。そのため、特定の施策によって破産を回避できたと結論付けることはできません。
確認できるのは、2021年10月期の債務超過後も事業を継続したものの、2025年10月期には売上高が約2600万円まで落ち込み、最終的に資金繰りが行き詰まったという経緯です。
取引先などへの影響は
GOOD DESIGNはすでに2026年3月末までに事業を停止しており、その後、9月16日に破産手続き開始決定を受けました。今後は破産手続きの中で財産や債権関係などの整理が進められることになります。
負債総額は約9400万円とされていますが、今回提供された情報では債権者数や負債の具体的な内訳については明らかになっていません。
また、従業員数や雇用への具体的な影響、工事途中の案件の有無、顧客や協力会社などへの影響についても確認できる情報はありません。
今後、破産手続きに関する追加情報が公表された場合には、負債や債権関係などについて、さらに詳細が明らかになる可能性があります。
よくある質問
GOOD DESIGNの破産については、事業停止と破産手続き開始決定の違いや、売上高がどの程度減少したのかなどが気になるところです。現在確認できる情報を整理します。
質問1:GOOD DESIGNはいつ破産したのですか?
回答:2026年9月16日に福岡地裁から破産手続き開始決定を受けています。事業自体はそれ以前の2026年3月末までに停止していました。
質問2:負債はいくらですか?
回答:負債総額は約9400万円とされています。
質問3:最も売上高が多かった時期はいくらでしたか?
回答:今回の情報で確認できる範囲では、2020年10月期に1億3338万円の売上高を計上しています。
質問4:事業停止前の売上高はいくらでしたか?
回答:2025年10月期の売上高は約2600万円で、最終赤字は約1900万円でした。
質問5:破産の原因は何ですか?
回答:公表された情報では、受注不振による売上減少、赤字、債務超過、その後の業績悪化によって資金繰りが行き詰まった経緯が示されています。受注不振の具体的な要因までは明らかになっていません。
まとめと今後の見通し
GOOD DESIGNは、2020年10月期に1億3338万円あった売上高が2025年10月期には約2600万円まで減少し、資金繰りの行き詰まりから事業継続を断念しました。
2021年10月期には売上高7486万円に対して3535万円の赤字を計上し、債務超過に転落。その後も業績は十分に回復せず、2025年10月期には約1900万円の最終赤字となりました。2026年3月末までに事業を停止し、同年9月16日に福岡地裁から破産手続き開始決定を受けています。
今後確認したいこと
・破産手続きの今後の進行
・約9400万円とされる負債の詳細
・取引先や顧客などへの具体的な影響
・追加で公表される経営状況や債権関係
この出来事から考えたいこと
今回の事例では、売上高が大きく減少する中で赤字と債務超過が続き、最終的に資金繰りが行き詰まるまでの経緯が確認できます。特に2021年10月期の大幅赤字と債務超過、その後の売上回復の難しさが大きなポイントです。
中小規模の工事会社にとって、受注量だけでなく案件ごとの採算や固定費、手元資金を継続的に管理する重要性を改めて考えさせる事例といえます。ただし、GOOD DESIGNが実際にどのような経営改善策を講じていたのかについては、現時点の情報だけでは確認できません。

