あなたは「SNSで知り合った投資家の話は安全」だと思っていませんか?
実は今、SNSを通じて暗号資産や株式投資を装い、巨額の資金をだまし取る「SNS型投資詐欺」の被害が全国で急増しています。
この記事では、手口・事例・防止策・被害後の対応方法を、2025年最新版としてわかりやすく解説します。
- SNS型投資詐欺の典型的な流れと心理的罠
- 最新の事例と被害統計(警察庁・消費者庁発表)
- 防止のためのチェックリストと被害時の対応手順
SNS型投資詐欺とは?
SNS型投資詐欺とは、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、マッチングアプリなどで接触し、 暗号資産や株式、外国為替取引(FX)などの投資を装って資金をだまし取る手口です。
警察庁の統計によると、2024年の被害総額は前年の約1.5倍に増加し、特に50代以上の被害が目立っています。
よくある手口と流れ
① SNSで偶然を装い接触(DMやフォロー)
② 趣味や投資の話で信頼関係を構築
③ 「限定情報」「安全な投資サイト」を紹介
④ 入金後に「追加投資」「手数料」要求
⑤ 出金申請を妨害し、最終的に連絡が途絶える
被害に遭いやすい人の特徴
- 投資経験が浅く、高利回りに惹かれやすい
- 孤独感や不安を抱え、SNSでの交流に依存する
- 投資サイトやアプリの安全性を確認していない
防止策(チェックリスト)
✔ SNSで知り合った相手の投資話は鵜呑みにしない
✔ 投資サイト・アプリは金融庁登録を必ず確認
✔ 「必ず儲かる」「安全」は要注意ワード
✔ 出金条件に追加入金を求められたら詐欺確定
被害に遭った場合の対応(返金・相談)
被害に気づいたら、以下の順で行動してください。
1. 入金先口座や暗号資産アドレスをメモ
2. すぐに金融機関へ連絡し振込停止を依頼
3. 警察(#9110)や消費生活センター(188)に相談
4. 証拠(やり取りのスクショ、入金明細)を保存
近年は、犯人側が日本語が堪能で、自然な会話や専門用語を使い、金融の知識が豊富な投資家を装う傾向が強まっています。
また、偽の金融庁サイトや著名人の名前を無断使用した広告で信頼感を高めるケースも多発。
さらに、暗号資産ウォレットや決済アプリを介した送金を求められることが増えており、追跡や回収が極めて困難になっています。
こうした背景から、SNS型投資詐欺は「早期発見」と「事前の情報確認」が唯一の防御策といえます。
最新事例と傾向(2025年)
まとめ
SNS型投資詐欺は、巧妙な心理戦とデジタル技術を駆使し、年齢や経験を問わず被害が発生しています。
被害を防ぐには「疑う・調べる・相談する」の3つが重要です。
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本記事は警察庁・消費者庁・報道各社の公表情報を基に作成しています。
正確性に配慮していますが、最新情報は各公式発表をご確認ください。